株式会社 島根ポークは島根県浜田市から全国へ芙蓉ポーク・島根ポークをお届けします

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Top 豚肉へのこだわり 飼料設計

飼料設計

島根ポークの特徴の一つが、長い飼育経験から生まれた独自の飼料設計です。飼料は豚肉の味を左右する大きな要素であり、養豚経営にとって極めて重要です。SPCでは創業以来ケンボロー種に最も適した飼料設計を独自に行い、どんな栄養分が最も最適であるか各種ミネラル・アミノ酸等々から三大栄養素の成分を細かく分析。厳選した素材のみ使用したオリジナルの飼料を与えています。

飼料設計のポイント

HPC加工(ハイ・プロセスド・シリアルズ)を使用

穀物原料を高温・高圧で加工することにより、原料の持つ栄養価値・初夏吸収性を向上させる加工法。

人工乳
生後~21日
(基本的には母豚からの授乳で成長します)
生後3〜10日
生後
0〜10 日
代用乳
母豚が病気などで母乳不足時や仔豚が虚弱等の時に使用します。母乳に代わる栄養価の高い成分で、子豚が飲みやすいように液体に溶かしやすくなっています。
生後11〜20日
生後
7〜20 日
えつけ
授乳期間中にミルクに慣れさせることが目的で使用します。脱脂粉乳やホエーが多く配合された人工乳です。子豚の消化吸収性を最も良くする方法で製造されています。
生後21〜30日
生後
20〜30 日
Step. 1, 2
離乳前後から嗜好性が極めてよく栄養豊富なミルクを与えます。仔豚は成長も早いので、成長に合わせたミルクをきめ細かく与えます。
生後31〜40日
生後
30〜50 日
Step. 3, 4
とうもろこしや米が多く配合された人工乳です。徐々に植物性の原料を増やして子豚の発育を促すように設計されています。植物原料は消化吸収をため特別な加工を施してあります。
配合飼料
生後35〜50日
生後
50〜70 日
Step. 5
この日齢からは植物性の飼料原料を100%消化することが可能になります。パン粉や菓子粉なども使用して嗜好性を高めています。クランブルという加工を施しており、食べやすく消化吸収が良いように製造されています。
生後51〜80日
生後
75〜85 日
Step. 6
このステージからは発育と経済性にウエイトをおいた飼料を給与します。糞の臭いを抑える効果が期待される放線菌やバチルス菌を配合しています。
生後81〜100日
生後
85〜110 日
Step. 7
前のステージに引き続き、発育と経済性重視の飼料となります。お米なども原料として使用します。酵素を使用し消化吸収を向上しています。
生後3〜10日
170 日〜
出荷
Step. 8
出荷前50日間は肉質を良くするため特別に工夫された飼料(仕上げ用)を給与します。

母豚用飼料

未経産豚

カロリーをやや低めにして繊維質を多めにし、母豚になった時に沢山の飼料が食べられるように若い時から胃腸の発達を促進する配合にしています。

授乳豚

栄養バランスのとれた乳が沢山出るような栄養密度の高い配合にしています。

エコフィード(食品残渣物)の利用

エコフィードとは食品残渣を原料として加工処理されたリサイクル飼料です。食品メーカーから毎日たくさんの食品残渣が発生しており、その多くが未だ廃棄物として処分されています。エコフィードは環境に優しい資源循環型社会を作り、食育にもつながります。

※ 島根ポークでは加工された食品は利用していないため、エコフィードの中添加物などは含まれていません。

エコフィード
1.
品質が安定していること。
2.
安定的に入手可能であること。
3.
供給量に大きな変化がある時は、2ヶ月以上前に把握できること。
4.
危険物質が混入していないことが明確であり、その安全性が担保されていること。
5.
流通経路や輸送ルートが明確であること。
6.
価格が安定しており、且つ栄養価値に見合った価格であること。
7.
配合割合と肉質に与える影響との関係が明確にわかっていること。
8.
家畜・家禽の飼育農場で食品残渣物を一定量以上使用する場合は、「飼料製造管理者」などの有資格者の配置を義務付けること。
9.
食品残渣物を一定量以上使用する事業所には、その安全性と利用状況(使用量、対象家畜など)について県または国に定期的な届出を義務づけること。
四季で変わる飼料の配分
四季で変わる飼料の配分

季節ごとに食べるものが変わる人間とは異なり、養豚では一年を通して同じ飼料をバランス良く与える必要があります。SPCでは1年に4回、季節の変化に合わせて飼料の配合を変化させ、常に同じお肉が生産できるようにしています。

四季で変わる飼料の配分
徹底した衛生検査

安心・安全な食肉を提供するには、飼育している豚の健康維持がとても大切です。毎年2回定期的に、飼育している豚の「ウィルス・細菌・寄生虫」などの感染状況の検査に取り組んでいます。「微生物検査」、「病理学検査」等を行います。また、血液検査、虫卵検査だけでなく、屠場に出向き実際に内臓もチェックしています。

敷地内で使用する“水”は金城の自然水
敷地内で使用する“水”は金城の自然水

島根県金城町は小さな地域に温泉施設がいくつもある他、ミネラルウォーターとして販売されるほど水が綺麗な地域として有名です。そんな環境に恵まれた農場で使用する水は地下100m以上の岩盤の割れ目から湧き出る天然水(自然水)を汲み上げ、飲み水や施設内の掃除用として利用し、水質検査を定期的に行うなど安全管理を怠りません。